キバです。
大雨ひどいですね。
皆様水害にはお気をつけて、安全な場所でネットサーフィンをお楽しみください。
今回は「株初心者が一年で100万以上稼いだ話」の続きです。
前回は管理人キバが配当利回り(配当金の高さ)に目がくらみ、日産自動車の株を購入した所まででした。
この時点での通算損益(儲け損失の合計額)は+10万くらいです。
安定した株価水準と業績の良さで波はあるものの微増を続ける日産自動車。
持っているだけで資産が少しずつ増えていくのを安心して見ていたキバですが、一つ心配事がありました。
「配当金高いから、配当の時期過ぎたら株価下がるんじゃね?」
持っているだけで5%の配当金(利息みたいなもの)が付く日産株です。
そりゃあ配当金計算の時期が終わったら、「もう用無し」とばかりに株が売られ、株価が大きく下がるんではないかと。
5%の利息もらっても、株価が5%以上下がったら赤字です。それなら下がる前に売った方が得じゃないか?と思ったキバ氏。配当計算前の高い時期に株を売り、利益を得る事に成功しました。
そして案の定、配当金の時期を過ぎると日産株は大きく値段を下げました。
そしてここでまたふと思うキバ氏。
「この安い時期に買っておいたら、少なくとも次の配当の時期には株価戻るんじゃね?」
そう思い、株価が下がった日産自動車の株を買い戻すキバ氏。
また安く株を買い戻して取引を終え、その日は金曜日でしたので、さあまた来週と今週の振り返りをしていた時に、事件は起こりました。
日産自動車にて資格を持っていない検査員が自動車の検査を行っていたというニュースの発表です。
平成29年9月29日金曜の夜、株式市場が閉じてから発表されたこのニュースは、世間一般とは別の衝撃を投資家達の間に与えました。
「もう金曜の夜だし、株式市場閉じてるし、株売れないし」
週明けの月曜日にどれだけ下がるのか。日産自動車のネット掲示板は阿鼻叫喚に包まれました。
キバ氏もご多分に漏れず、慌てました。
株価はニュース一つで大きく左右されます。この事件が起こる数か月前、イギリスにある日産工場のコンピューターがハッキングされて生産停止に追い込まれた時にも、日産の株価は下がりました。今度は日本で、日産自体が巻き起こした不祥事です。どれだけ下がるのか、初心者キバには想像もつきません。
思わず日産自動車で働いている友人に連絡を取るキバ氏。
キバ「日産やばくない?」
キバ「こんな事あるの分かっていたなら教えといてよ」
それに対し友人は、
友人「大変だけど、うち代理店だし。リコール作業するたび日産本部に請求できるから会社は儲かるよ」
友人「あと、事件の事を報道より先に情報仕入れて取引してたらインサイダー取引だよ」
意外と余裕そうでした。
そして、たまにニュースになるインサイダー取引は身近にあります。みなさんも気をつけましょう(他人事)。
友人に軽くいなされ憂鬱な土日を過ごすキバ氏。せっかくの土日も月曜の事を考えると憂鬱になります。はーあとため息を吐きながら休日を過ごし、月曜の朝株式市場を見ると、
「あれ?意外と株価落ちていない?」
そこはやはり底力のある日産自動車。配当の時期を終えて株価が大きく下がっていたのも影響したのか、キバ氏の損失も数千円程度に抑える事が出来ました。
一安心するキバ氏。しかし、もう一つの、数か月前から買っていたとある株もマイナスになっていたので、株においてあまり順調でない時期を過ごしていました。
そのもう一つの株とは、以前あった日産のイギリス工場がハッキングされた時に買っていたとある銘柄で、
後にキバ氏に100万円以上の利益を与え、全利益の80%を超える大型相場に発展した、とある有望会社の株でした。
次回↓