こんばんは、キバです。
昨日は一日中ブログのレイアウトを色々いじっておりました。
一日の間に「ああでもない」「こうでもない」と何度もブログの外観を変えておりまして、やっとひと息ついたので更新を進めていこうかと思います。
今日は株初心者が1年で100万以上稼いだ話③の続きです。
前回、日産自動車のバッドニュースで持っている資産価値が減少し、対策にと買っておいたソースネクストの株も思ったように上がらず、株式投資においてあまり順調でない日々を過ごしていました(それでも通算ではプラスでしたが)。
そんなある日、いつものように会社に出勤し朝礼を終えてさあ今日も仕事頑張るかとおもむろにスマホを取り出して株価チェックを始めると、
キバの持っているソースネクストの株に値段がついておりませんでした。
(‘ω’)?
しかも画面を見たら「特」の表示が付いています。調べてみると、どうやら「特別買い気配」というやつらしいです。
株というのは、売り手と買い手の需要と供給で値段が決まります。
例え買い手が「凄く欲しい!買いたい!」と思っていても、売り手が「いや、この株は貴重だから売りたくない」と保有し続けると株の需給関係が崩れオークションよろしく値段は吊り上がります。つまり「売り」に対し「買い」が多すぎて値段が定まらない状態です。そんな状態に、ソースネクストの株がなっていたのです。
一方、仮にも株主のくせにそんな世間の狂熱に完全に置いてかれているキバ。「なんでそんな事になっているの?」と思いながら仕事をしつつ落ち着いた所で休憩がてら調べてみると、ソースネクスト社が昨日夕方に新製品の発表をした事を知りました。
それが、昨年10月23日に発表された通訳デバイス、「POCKETALK(ポケトーク)」です。
英語はもちろん、中国語、韓国語からタイ語、ベトナム語といった世界63言語を翻訳出来る商品で、専用SIMカードを付ける事により日本から持ち出してそのまま海外でも使う事が出来、既に幾つかの国内メーカーでも翻訳機としての導入が決定されているようです。発表会見場でも話した言葉がポケトークを通してすぐさま流暢な英語に翻訳されるその姿は、インターネットでも拡散され多くの投資家達の心を揺さぶりました。
結果、その日ソースネクスト社の株価はストップ高まであっという間に上り詰めました。
家に帰り、キバは今後の戦略について頭を悩ませていました。
ポケトークははっきり言って凄い商品だと思う。恐らく2020年の東京オリンピックまで翻訳機の需要は増し続け、これからどんどん話題になっていくだろう。
だけど、発売されるのは今年の12月だ。まだ出てもいない商品に対しどれだけ信頼がおけるのか。何かトラブルや想定外の出来事が起こった場合、株価は大きく逆行してしまうのではないだろうか。
これからどうなるのか、それは誰に分かりません。キバに出来る事は今出ている情報をかき集め、一つ一つの信憑性を吟味し、拾い上げた情報の中から未来を予測し「期待が持てる」「信頼がおける」と思った場合に対してのみ限られた資産で投資をするだけです。そうして一日悩んだ末に、キバはソースネクスト社に賭けてみる事にしました。
翌日、ソースネクスト社の株を買い増しました。10日後、ポケトーク予約分完売のニュースが出ました。
他の銘柄を売り更に買い増しました。11月中旬、2回目のストップ高でソースネクストの株価はポケトーク発表前の2倍以上になりました。
12月、ポケトーク発売。キバも購入しました。海外に行く予定は有りませんでしたが、性能を見ておきたかったからです。
その頃には、ソースネクストは「過去3か月の株価上昇率ランキング」で数ある東証一部上場企業(2000社近く)の中でも第2位にランクインし、キバの株での儲けも100万円を超えるようになっていました。
「100万以上稼いだ話」とか言いながら「要は運が良かったんじゃねーか」という内容なんですが、そんな中でもキバが心がけていた事は有ります。
①何か悪いニュースがあっても、「それを利用できる方法は無いか」考えた
日産自動車のイギリス工場がハッキングされなければ、セキュリティ関連であるソースネクスト社の株を買う事は無かったでしょう
②自分の下した決断を信じ、ポジションをキープし続けた
キバは一時持っている資産の殆どをソースネクストの株に充てていました。株式投資においてはリスク回避の分散投資が基本なのでしょうが、一点集中でポジションを取り続けました。
利益は出ましたが、時にはそれが悪い方向に転んだ事もあります。ソースネクスト社は昨年度は高い売り上げ目標を掲げていましたが、ポケトークの発売が12月だったため第3四半期の決算発表(1月時点)では売上に入らないため全然目標到達できておらず、一時ストップ安まで株価を下げました。キバの資産も50万くらい簡単に吹き飛びました。
ですが、それでもじきに株価は回復するだろうと売らずに持ち続けました。すると翌日には「凄く下がった、今が買いのチャンス!」とばかりにソースネクスト社は買われ続けそのままストップ高を記録しました。
ストップ安の次の日にストップ高。株の世界でも中々珍しいようです。ただ、そんな風に株の世界は非常にダイナミックで、目先の値動きに一喜一憂するとすぐに振り落とされてしまいます。
キバも最近ようやくそれに気づいてきて、あまりに株価が上がって利益が出た後でも「あーこんだけ上がると明日下がりそうだな」と有頂天になる事は少なくなりました(勿論嬉しいんですけどね)。そうやってキバも少しずつ学んでいっています。
これからも投資を続けると思いますが、たった一年でも沢山のドラマや学びがありました。
「株初心者が一年で100万以上稼いだ話」と題してはおりますが、その話もまだ終わってはおらず、これからまだまだ続いていくでしょう。
ですが、ここで一旦過去の話は終わらせて、これからは今、そして未来について書いていこうかと思っております。
キバが考えた事、実際にやった事、そしてその結果学んだ事について。
そしてそれが、株をやっている人、これから始めようと思っている人、興味だけはある人。
そんな人たちの参考に、そしてキバ自身の備忘録に。
このブログが少しでも何かの役に立つものとして続いていけられれば、非常に幸いです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
~株初心者が一年で100万以上稼いだ話 Fin~