どーもキバです。
今日は個人投資家として日本で屈指の成果と知名度を誇るCISさんが初めて発表した投資本を読んだ感想を書いてまいります。
CISさんとは
CISさんとは個人投資家として300万円の元手を230億円もの資産にまで育て上げた凄腕の投資家で、資産家となった現在も投資を続け、彼のTwitterの発言は多くの投資家や証券会社からも注目されている、近年の日本国内において最も注目されてている個人投資家の一人です。
今までインターネットで情報を発信する機会こそあったのですが、CISさん個人の人生や手法論を纏めて本にして出版するという事は無かったので、普段あまり本を読まないキバも思わず買ってしまいました。
この本では、彼が個人投資家になるまでの過程や、どんな人生を歩んできたか、育った家庭環境はどうだったか、何億円もの儲けを出した時にどんな事を考えていたか等が書かれています。
そして、本人も書いておりますが、この本を読んだからと言って投資で勝てるようになるというわけではありません。
ですが、実際に何百億円も稼いだ投資家が、どんな事を考えながら相場に臨んでいるか、好機やアクシデントが起こった時にどんな考え方をするか、そういった点では参考になる面が多く、あまり他の投資家の方と交流する機会の少ないキバにとっては勉強になる事が沢山ありました。
キバが他に読んだ投資家の本は「世界最高の投資家」と呼ばれるアメリカのウォーレンバフェットさんだけでしたので、同じ日本国内で近い時代を生きた投資家の本はより身近に感じる点もありました。
読んでみての感想
読んで一番「あーそうなんだー」と感じた点は、投資をゲームのように考えている、という点でした。
投資の世界をゲームみたいに感じるというのは、キバもなんとなく分かる気がします。今はスマホで株式投資が出来ますので、スマホ片手に良いタイミングでものを調達し、頃合いを見計らって手放す。その結果次第で損益というスコアが決まり、自分の通算成績に加算される。本当にやってる事はスマホゲームと同じような事かもしれません。
ただ、スマホゲームでしたら課金をしてお金はなくなる一方ですが、このゲームでハイスコアをたたき出すととんでもないお金が貰えます。更に日本のトップランカーにまでなってしまうと、そんじゃそこらの大富豪なんて目じゃないお金と周りからの称賛を得る事が出来ます。これほど夢のあるゲームなんて存在しないんじゃないでしょうか(勿論、逆に破産してしまう可能性もありますが)。
ともかく、CISさんは昔からゲーマーだったそうで、その頃の経験が株式投資にも活きているという事でした。
中にはその企業を応援をする意味で買っている株もあるにはあるようですが、殆どが売買益が目的での投資のようです。
投資の目的は人それぞれです。人によっては株式投資を「会社を応援するもの」と考える人もいるでしょうし、売買を中心とした経済活動、と考える人もいます。配当金や優待を目的とした貯蓄と考える人もいるでしょうし、千差万別です。
そしてゲームみたいに考えると言っても、ゲームを専業にして生きている人は自分の人生を賭けてやっています。朝から晩まで研究と実践を繰り返し、自分以外の人生を賭けたプレイヤー達と骨肉の争いを繰り広げています。ゲームの世界でも、そこで頂上を目指すには並大抵の努力と才能が必要となってきます。決して簡単な世界というわけではありません。
まあ、それはそれとして、何にしても自分のお金を何に充てるのかは個人の自由ですので、色々な考え方があって良いと思います。
あと、キバが思う株をやっていて楽しい所なんですけど、
株の世界ってこれからどうなるかなんて実際の所誰にも分からないんですよ。どう考え、どう行動するか、それは詰まるところ自分で考えるしか無いんですよ。
ただ、そんな中で自分が考えた戦略が思うようにいった時。自分が行動した事によって大きな利益を上げる事が出来た時。
上述のように、株の世界では全ての行動に損益という数値が結果として返ってきます。そして日々何百億円というお金が動いている世界です。
そんな世界ですと、小口の投資家でも、ちょっとした閃きや行動が何百万円の利益として返ってくる事は全然あり得る話なんですよ。夢のある話です。
そしてCISさんは、そんな世界で試行錯誤を繰り返し、何百億円ものハイスコアを叩き出してしまった人です。本当に凄い人です。
学べる事や共感できる点も沢山ある、いい本でした。
以上キバでした。